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採用通知メールの書き方マニュアル【完全版】状況別テンプレ&チェックリスト

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2026.1.27

採用通知メールの書き方マニュアル【完全版】状況別テンプレ&チェックリスト

この記事の監修者:

株式会社アズライト 佐川稔

採用通知メール作成において、内定辞退の防止や「送付前の確認事項に漏れがないか」という不安はありませんか。

メールは単なる通知に留まらず、企業の最終的な印象を決定づける重要な文書です。求職者にとっては、企業の最初の“顔”とも言える重要な接点。文面一つで、入社意欲を高めることも、逆に失わせてしまうこともあります。

本記事では採用通知メールを作成される企業の担当者様向けに、内定承諾率を高めるための好印象を与える文面の作成方法と、採用状況別の文例を詳細に解説します

採用通知メールの内容が重視されている理由

採用通知メールの内容が重視されている理由

採用通知メールは合否連絡だけでなく、求職者が「入社するかどうか」を判断するうえで欠かせない重要な情報源です。

メールの伝え方や丁寧さは内定承諾率や企業イメージに直結するため、多くの企業でメールの内容が非常に重視されています。

ここでは、採用通知メールの内容が重視されている3つの理由について解説します。

文面から選考担当者の人柄・企業の様子が伝わるから

採用通知メールが重視される理由の一つは、文章を通して担当者の人柄や企業の雰囲気が伝わる点にあります。

丁寧で誠実な言葉遣いは信頼感を高め、求職者が安心して働けるイメージを持ちやすくなります。反対に、機械的で温かみのない文面は入社前から距離を感じさせ、不安を与えることになりかねません。

求職者は企業内部の情報を十分に得られない段階におり、メールに表れる小さな配慮が企業の印象を左右する要因となるでしょう。こうした背景から、採用通知メールは企業文化を示す最初の接点として重要な役割を担うものといえます。

内定の辞退率低下につながるから

採用通知メールの質が重視されるのは、内定辞退率の低下に直結するためです。通知には待遇や入社手続きなど、求職者が安心して判断できる情報を正確に伝達する役割があります。

内容が端的で温かみのある表現を含む場合、求職者は入社後の姿を具体的に描きやすくなり、入社意欲の維持にも寄与するでしょう。対照的に、説明不足や形式的な文面は不信感を招き、採用辞退の可能性を高める要因になりかねません。

「貴殿をお迎えしたい」という真摯な姿勢が伝わるメールは他社との差別化にもつながり、結果として内定承諾率の向上に資するものとなります。

転職先の候補として考えてもらえる可能性があるから

採用通知メールは、求職者が企業を最終候補として評価する際の重要な判断材料です。複数社から内定を得ることが多い転職活動において、丁寧で配慮の行き届いた文面は企業への信頼を高め、入社決定を後押しする要素となり得ます

また、不採用通知であっても誠実な対応を徹底することで企業価値の向上につながり、将来的な再応募や推薦へと発展する可能性があります。

こうした一連の対応は、潜在的な採用候補者を蓄積する「タレントプール」の形成にも寄与し、長期的な採用力強化に資する点が重要です。

採用通知メールを書く際のポイント

採用通知メールを書く際のポイント

採用通知メールの書き方で最も重要な点は、求職者が安心して判断できるよう必要事項を正確かつ丁寧に伝えることです。待遇や入社日などを明確に示し、歓迎の姿勢を添えることで企業への信頼が高まります。不採用の場合も敬意と感謝を示す表現が不可欠です。

ここでは、採用・不採用それぞれの書き方のポイントについて解説します。

採用の場合

採用通知メールでは、求職者の入社意欲を高めるメッセージと必要な事務情報を明確に提示しましょう。

歓迎のメッセージを添える 「ぜひお力添えいただきたい」「心より歓迎しております」などの温かい言葉や期待を伝えることで、企業側の熱意と歓迎の姿勢が伝わり内定辞退の防止につながります

必須情報を明確に提示する 待遇条件、入社予定日、入社承諾の期限、提出書類など、入社手続きに必要な情報は誤解が生じないよう、簡潔に整理して伝えます。情報量が多い場合は、箇条書きやリストを活用し、一目で理解できる形式にしてください。

安心感を与える工夫として、曖昧な表現を避け、採用担当者の連絡先を必ず明記します。この工夫により求職者が不明点をすぐに確認でき、安心して入社の判断を進めることができます。

不採用の場合

不採用通知メールは結果に落胆する求職者への配慮を最優先とし、企業の誠実な姿勢を伝える重要な機会です。将来的な企業イメージの維持や再応募の可能性を意識し、丁寧な対応を心がけましょう。

感謝と配慮を伝える

選考に時間を割いたことに心から感謝を伝えます。結果を伝える際は「不採用」を避け、「今回はご希望に沿いかねる結果となりました」など、応募者の心情に配慮した表現を用います。

不採用理由は不要

原則として、不採用の具体的な理由を記載する必要はありません。誠意を示すことで企業の印象を良好に保ちます。

事務的な事項を明確にする

提出書類の取り扱い(返却または破棄)について明記します。また応募者の次の活動に配慮し、選考後は速やかに結果を通知することがマナーです。

穏当な文面に整えることが、企業イメージの向上につながります

【状況別】採用通知メールの文例

【状況別】採用通知メールの文例

採用通知メールは、応募者の雇用形態や属性(新卒、中途など)によって記載内容やトーンを適切に変える必要があります。法的効力や手続きが異なるため、状況に応じて必要な事項を過不足なく盛り込むことが重要です。

採用通知メールへの返信例文も含め、ここでは新卒・中途・アルバイト・業務委託の4つのケースについて紹介します。

新卒採用の場合

新卒採用の通知メールでは社会人経験のない求職者が安心して入社準備を進められるよう、必要な情報を簡潔かつ明確に伝えることが重要です。

入社日やオリエンテーション、提出書類、問い合わせ先を整理して示すことで、不安の軽減につながります。

また、「内定を心より歓迎しております」といった温かい言葉を添えると企業の誠意が伝わり、辞退防止にも効果があります。

なお、新卒内定は法的に「始期付解約権留保付労働契約」とされるため取り消し事由などは別途書面での案内が適切です。

〈文例〉

件名:内定通知のご連絡(〇〇株式会社)

〇〇大学 〇〇様
選考の結果、〇〇様を内定といたしました。

【今後の流れ】
・入社日:4月1日
・オリエンテーション:3月下旬
・提出書類:同封資料をご確認ください

ご入社を心よりお待ちしております。

中途採用の場合

中途採用の通知メールでは、具体的な待遇や条件を迅速かつ正確な伝達が不可欠です。中途応募者は現職や他社と比較して意思決定するため、給与や入社日などの重要情報を曖昧にしてはいけません。

応募者の経験・スキルへの期待を具体的に伝えることで「即戦力として期待されている」という意識を高められます。入社までの手続きや連絡期日を明確にし、スムーズなステップへ進めるよう配慮しましょう

労働条件通知書は別途送付する旨を明記し、メール内では主要条件を簡潔に示します。

〈文例〉

件名:採用決定のご連絡(〇〇株式会社)

〇〇様
選考の結果、〇〇様を採用することとなりましたのでご通知申し上げます。

【雇用条件】 
・職種:〇〇
・勤務開始日:ご相談の上決定
・待遇:内定通知書をご参照ください

〇〇様のご活躍を心より期待しております。

アルバイト採用の場合

アルバイト採用の通知メールでは、勤務開始日やシフト、時給などの短期的な労働条件をわかりやすく簡潔に伝えることが重要です。アルバイト応募者は早期勤務を希望する場合が多く、迅速な連絡が望まれます。

メールには採用決定の旨に加えて、初出勤の日時や持ち物など、初日に必要な情報を簡潔に示すことで、未経験者でも迷わないよう配慮することが大切です。親しみやすさを保ちつつ安心して勤務を始められる文面が求められます。

〈文例〉

件名:アルバイト採用のご連絡(〇〇店)

〇〇様
ご応募ありがとうございました。
アルバイトとして採用いたしましたのでご連絡申し上げます。

【初回勤務】
・初出勤日:〇月〇日
・勤務時間:〇時〜〇時
・持ち物:身分証明書、筆記用具

ご不明点はお気軽にお問い合わせください。

業務委託の場合

業務委託契約の通知メールでは、契約内容や業務範囲、報酬、期間など、ビジネス上の条件を明確に提示しましょう。業務委託は雇用契約ではなく対等な契約関係です。そのため、メールのトーンはビジネスライクとし専門的な内容を正確に伝える必要があります。

特に報酬や契約期間に関する誤解はトラブルの元となるため、曖昧な表現は避けてください。メールには決定した業務内容の概要や契約書締結のプロセスを具体的に記載し、専門性への期待を短く記載することで良好な関係構築にも寄与します。

〈文例〉

件名:業務委託契約のご案内(〇〇株式会社)

〇〇様
選考の結果、〇〇様へ業務委託契約をお願いしたく、ご連絡申し上げます。

【契約概要】
・業務内容:〇〇
・契約期間:〇年〇月〜〇年〇月
・報酬:別添契約書の通り

契約書をご確認のうえ、ご不明点はご連絡ください。

【状況別】不採用通知メールの文例

【状況別】不採用通知メールの文例

不採用通知メールは結果に落胆する応募者への配慮が不可欠です。

選考段階が進むほど、応募者の時間と労力への感謝をより丁寧に伝え、企業の誠実な姿勢を示す必要があります。

選考段階

特に伝えるべきポイント

文例イメージ(簡略版)

書類選考後

応募への感謝を簡潔に伝え、事務的な印象を避ける。

「選考の結果、今回は見送らせていただくことになりました。貴重なご応募に感謝申し上げます。」

面接後

割いた時間への深い感謝と心苦しさを伝える。丁寧な表現で、企業への好印象を残す。

「先日はお越しいただき誠にありがとうございました。慎重に検討を重ねましたが、今回はご希望に沿いかねる結果となりました。」

選考段階を問わない共通の注意点

  • 表現:「不採用」を避け「ご希望に沿いかねる」など配慮した表現を用いる

  • 速度:応募者の次の活動に配慮し速やかに通知する

  • 書類:提出書類の取り扱い(返却・破棄)を明記する

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採用通知メールを送る際のチェックポイント

採用通知メールを送る際のチェックポイント

採用通知メールは、結果の通知であると同時に、企業と求職者との間で労働契約を成立させるための重要なステップです。誤りや不備は後のトラブルにつながるリスクがあるため、送信前に徹底した確認が不可欠です。

ここでは、正確な情報提供のために特に注意すべき主要な確認事項について解説します。

記載する内容に間違いがないか

採用通知メールを送信する前に、応募者の氏名、職種名、給与、入社日などの重要情報に誤りがないかを必ず確認してください。情報に誤りがあると企業の信頼性を大きく損ないます。

特にテンプレート使用時は、応募者ごとの情報を正しく入力したかの確認が必須です。労働条件に関わる情報は、最終契約内容と齟齬がないか複数人でクロスチェックが不可欠です

理解しやすい文面になっているか

採用通知メールの文面が、求職者にとって明確で理解しやすい構成になっているかを確認しましょう。

専門用語や社内独自の略語の多用、または必要な情報の埋没は、求職者の次の行動に迷いを生じさせかねません。

採用決定の旨を冒頭で明確に提示し、入社手続きに関する情報や期日などは、箇条書きや太字を活用して整理しましょう

特に連絡期日が複数ある場合は、いつまでに何をすべきかを時系列で明確に示すべきです。理解しやすい文面は、求職者の不安を軽減し手続きの遅延を防ぐ効果があります。

同封・添付書類に誤りはないか

メールに添付、あるいは同封する内定通知書や労働条件通知書などの書類に誤りがないかを念入りにチェックしてください。

メール本文が正しくても添付ファイルの内容に誤りがある場合、法的・契約上のトラブルにつながりかねません

これらの書類は給与や待遇に関する重要な情報を含むため、最新版であるか、当該応募者の情報が正確に反映されているかを厳しく確認すべきです。

1週間以内に送れているか

選考結果の通知は最終面接や選考終了後から原則として1週間以内に送付できているかを確認しましょう。

求職者は結果を待つ間に他社の選考も進めていることが多く、通知が遅れると企業への不信感や不安につながり、優秀な人材の辞退リスクも高まります。選考に時間を要する場合は、事前にその旨を連絡する配慮が必要です。

遅くとも1週間以内という目安を守り、応募者の次のステップに支障が出ないよう迅速に対応することが、企業として求められる誠意といえます。

スムーズな採用通知メール送信は代行サービスへの依頼もおすすめ

スムーズな採用通知メール送信は代行サービスへの依頼もおすすめ

採用通知メールの作成・送信は、合否の連絡にとどまらず内定承諾率や企業イメージに直結する重要な業務です。しかし、メール作成には細かな配慮と雇用形態ごとの知識や法的知識が求められ、人事担当者にとって大きな負担となります。

正確性やスピードが求められるこれらの業務の効率化には、採用代行サービス(RPO)の活用が効果的です。特に、アズライトは、応募者対応からATS(採用管理システム)操作、スカウト運用まで採用業務をトータルでサポートし、累計500社以上の支援実績を持つプロ集団です。

質の高い採用通知や応募者対応を実現し採用活動の効率化や優秀な人材の採用につなげたい方は、ぜひアズライトの利用をご検討ください。

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採用通知メールのまとめ

本記事では採用通知メールについて、採用意図の解説からメール作成のポイント、状況別の文例、そして送信前のチェックポイントまでを網羅的に解説しました。

採用通知メールは単なる結果報告ではなく、求職者の入社意欲や企業イメージを左右する重要なコミュニケーションの一部です。内定辞退を防いで優秀な人材の獲得に繋げるため、丁寧で迅速かつ正確な対応を心がけましょう。

円滑な採用活動のために代行サービスなどの活用も視野に入れ、質の高い採用活動を実現しましょう。

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この記事の監修者

株式会社アズライト 佐川稔

株式会社アズライト代表取締役。採用がうまくいかない優良企業を採用できる企業へ改革するために、戦略・運用に特化した採用コンサルティングファーム「株式会社アズライト」を創業。キャリアに悩む方々のために就活・転職相談BAR「とこなつ家」を池袋にて共同経営中。