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企業キャッチコピー事例60選!有名企業の名コピーから学ぶ作り方

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2026.3.24

企業キャッチコピー事例60選!有名企業の名コピーから学ぶ作り方

この記事の監修者:

株式会社アズライト 佐川稔

「企業のキャッチコピーを考えたいが、なかなか印象に残る言葉が思い浮かばない」「ブランドの魅力を短い表現で伝えるのが難しい」

このように悩むマーケティング担当者や広報担当者は多いのではないでしょうか。

キャッチコピーは、企業の価値観や想いを一瞬で伝え、顧客の記憶に残る重要な情報です。わずかな言葉で印象を左右するからこそ、その完成度がブランディングの成果を大きく左右します。

そこで今回は、有名企業のキャッチコピー事例を多数紹介しながら、成功する表現の共通点や作り方のポイントをわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

企業のキャッチコピー成功事例

企業のキャッチコピー成功事例

企業のキャッチコピーは、面白い表現や心に刺さる言葉が多く存在し、企業の価値や想いを一瞬で伝える重要な役割を担います。

ここでは、有名企業のキャッチコピー一覧をもとに成功事例を整理し、共通する特徴や作り方のポイントについて解説します。

The Power of Dreams / 本田技研工業(HONDA)

「The Power of Dreams」は、夢を原動力に挑戦を続けるホンダの企業精神を象徴するキャッチコピーです。

創業以来の理念をシンプルに言語化し、製品開発や新規事業への挑戦姿勢と強く結びついています。国や文化を超えて共感を生む普遍性があり、ブランド価値の浸透に成功した代表例です。

NO MUSIC, NO LIFE. / タワーレコード

「NO MUSIC, NO LIFE.」は、「音楽がなければ人生は成り立たない」という強い価値観を端的に表現したコピーです。

短く覚えやすい言葉で音楽の本質的価値を訴求し、ファンの共感を獲得しました。企業の枠を超えたカルチャーアイコンとして定着した成功事例といえます。

i'm lovin' it / マクドナルド

「i’m lovin’ it」は、世界共通で展開されたマクドナルド初のグローバルスローガンです。

「今まさに好き」という現在進行形の表現により、楽しさや親しみやすさを直感的に伝えています。シンプルながら感情に訴える言葉で、ブランドの身近さを世界中に浸透させた成功例です。

明日の空へ、日本の翼 / 日本航空(JAL)

「明日の空へ、日本の翼」は、日本を代表する航空会社としての使命と未来志向を表現したコピーです。

安全運航と信頼を基盤に、日本と世界をつなぐ存在であることを印象づけています。国を背負うブランドイメージをわかりやすく伝え、信頼性と誇りを強く訴求した好例です。

わたしらしくをあたらしく / LUMINE(ルミネ)

「わたしらしくをあたらしく」は、個性や自己表現を重視する現代女性の価値観に寄り添ったコピーです。

ファッションを通じて新しい自分に出会える体験を示し、共感を生み出しました。ターゲットの感情に寄り添う言葉選びにより、ブランドイメージを強化した成功事例です。

お口の恋人 / ロッテ

ロッテの「お口の恋人」は、菓子がもたらす甘い幸福感を「恋人」という感情的な言葉で表現した秀逸なコピーです。

商品を単なる食品ではなく、心を満たす存在として位置づけることで強い印象を残しています。永く愛される企業でありたいという願いも込められており、ブランドイメージの定着に大きく貢献した成功事例です。

あなたと、コンビに、ファミリーマート / ファミリーマート

「あなたと、コンビに、ファミリーマート」は、「コンビニ」と「コンビ(仲間)」を掛け合わせた言葉遊びが特徴のコピーです。

単なる利便性の提供にとどまらず、生活に寄り添う身近な存在であることを表現しています。覚えやすさと親しみやすさを兼ね備え、長年にわたりブランド認知を支えてきた代表的な成功例です。

今日を愛する。 / ライオン

ライオンの「今日を愛する。」は、日用品メーカーとして人々の日常に寄り添う姿勢をシンプルに表現したコピーです。

特別な瞬間ではなく「今日」という日常に価値を見出すことで、生活者との共感を生み出しています。短い言葉ながら企業の使命や想いを的確に伝え、長く記憶に残るブランドメッセージとして成功しています。

Inspire the Next / 日立製作所

日立製作所の「Inspire the Next」は、「次の時代を切り拓く」という企業の挑戦姿勢を表したグローバル向けコピーです。

技術力を軸に社会課題を解決し続ける意思を簡潔に示し、世界中で統一したブランドイメージを確立しました。シンプルで力強い英語表現が、革新企業としての存在感を高めた成功事例です。

Drive your Ambition / 三菱自動車

三菱自動車の「Drive your Ambition」は、「志を走らせる」という意味を持ち、挑戦心や行動力を後押しするメッセージです。

車を単なる移動手段ではなく、人生の可能性を広げる存在として捉えている点が特徴です。ユーザーの感情に訴えかけることでブランド価値を高め、企業の方向性を明確に伝える成功コピーとなっています。

Eat well, live well. / 味の素

「Eat well, live well.」は「よく食べ、よく生きる」というシンプルな言葉で、食と健康を通じて社会に貢献する企業理念を表現したコピーです。

食品メーカーとしての役割を端的に示しつつ、日常生活に寄り添うメッセージとして世界中で通用する普遍性を持っています。短く覚えやすい表現でブランド価値を強く印象づけた成功例といえます。

お、ねだん以上。 / ニトリ

「お、ねだん以上。」は、低価格ながら高品質というニトリの強みを一言で伝える秀逸なコピーです。

「お、」という感嘆の表現を加えることで、期待以上の価値に対する驚きを自然に想起させています。シンプルでありながら体験価値まで伝える設計により、「コスパの良い企業」というブランドイメージを定着させた代表的な成功事例です。

服を変え、常識を変え、世界を変えていく / ファーストリテイリング(UNIQLO)

このコピーは、単なる衣料販売にとどまらず、ライフスタイルや社会そのものに変革をもたらすという強い意志を表現しています。

服という身近な存在から「常識」や「世界」へとスケールを広げる構造により、企業の成長戦略とビジョンを印象的に伝えています。ブランドの革新性と挑戦姿勢を象徴する成功例です。

make it possible with canon / キヤノン

「make it possible with canon」は、顧客の実現したいことを自社の技術で可能にするという価値提供を示したコピーです。

シンプルながら「可能にする」という前向きな言葉が、製品力と信頼性を強く印象づけます。ユーザーの課題解決に寄り添う姿勢を明確にし、グローバル企業としてのブランドメッセージを確立した成功事例といえます。

A Better Life, A Better World / パナソニック

「A Better Life, A Better World」は、人々の暮らしと社会全体の向上を同時に目指す企業姿勢を示したコピーです。

個人の生活改善から地球規模の課題解決へとつながる広い視点を持ち、企業の社会的責任や理念をわかりやすく伝えています。短い言葉で未来志向と社会貢献を表現した、グローバルブランドとしての成功例です。

Tomorrow, Together / KDDI

KDDIの「Tomorrow, Together」は、通信を通じて人と人、社会と未来をつなぐ企業姿勢を端的に表現したコピーです。

単なるインフラ提供にとどまらず、顧客とともに未来を創るパートナーであることを示しており、グローバルにも通用するシンプルさと理念の明確さが成功要因といえます。

乾杯をもっとおいしく。 / サッポロビール

サッポロビールのコピーは、商品そのものではなく「乾杯」という体験価値に焦点を当てている点が特徴です。

日常の中の特別な瞬間をより豊かにする存在としてブランドを位置づけ、共感を生みやすい構造となっています。シンプルながら情緒的価値を訴求する成功事例です。

そうだ 京都、行こう。 / JR東海

JR東海のコピーは、「思いつき」という感情に寄り添い、旅行を身近な選択へと変えた点が秀逸です。

説明ではなく一瞬の心理を切り取ることで強い共感を生み、長年にわたり記憶されるブランド資産となりました。ターゲットの感情に深く刺さる設計が成功の要因です。

明日の笑顔を共に創る / セブン-イレブン

セブン-イレブンのコピーは、利便性の提供を超えて地域社会とともに価値を創出する姿勢を表現しています。

「共に創る」という言葉が顧客との関係性を強調し、日常インフラとしての役割を印象づけます。企業の社会的存在意義を端的に伝える好例です。

すべての今日を、支えていく。 / ドトールコーヒー

ドトールのコピーは、「今日」という日常に寄り添う存在であることを表現しています。

特別な時間だけでなく、忙しい毎日の中の小さな支えとしての価値を提示し、幅広い共感を獲得しています。生活の一部として定着させるブランド戦略が反映された成功事例です。

Solutions for your journey / ブリヂストン

ブリヂストンの「Solutions for your journey」は、単なるタイヤメーカーではなく、移動や社会課題を支えるソリューション企業への進化を示すコピーです。

顧客の人生や挑戦を「旅」と捉え、そのすべてを支える存在であることを表現。事業領域の拡張とブランド再定義に成功した好例です。

ココロも満タンに / コスモ石油

「ココロも満タンに」は、燃料補給という機能価値に加え、接客やサービスによる情緒的価値まで提供する姿勢を表現しています。

ガソリンスタンドという日常的接点において、安心感や満足感を訴求することで、単なる給油サービス以上のブランドイメージを確立した成功事例です。

自分は、きっと想像以上だ。 / ポカリスエット(大塚製薬)

このコピーは、商品機能ではなく「人の可能性」に焦点を当てた点が特徴です。

ポカリスエットのブランドが持つ挑戦・成長・自己超越のイメージと強く結びつき、若年層を中心に共感を獲得。飲料でありながら精神的な価値を訴求し、ブランドの世界観を強化した代表的な成功例です。

これからの地球のために一肌、脱ぎました。 / 明治 R-1

このコピーはユーモアと社会性を掛け合わせ、環境配慮や健康意識といった現代的テーマを印象的に伝えています。

「一肌脱ぐ」という言葉のダブルミーニングが記憶に残りやすく、商品訴求にとどまらず企業姿勢まで表現。話題性とメッセージ性を両立した好例といえます。

やめられない、とまらない / かっぱえびせん(カルビー)

「やめられない、とまらない」は、商品のおいしさを直接言わずに体験として伝える秀逸なコピーです。

語呂の良さとリズムによって記憶に残りやすく、多くの人が口にする拡散力を持つ点が特徴。コピー自体が商品イメージと強く結びつき、長年愛されるブランド形成に貢献しています。

インテル入ってる / Intel(インテル)

「インテル入ってる」は、パソコン内部のCPUという見えない価値を可視化した画期的なコピーです。

製品ではなく中身の品質を訴求することで、消費者に安心感と信頼性を与えました。短く覚えやすい言葉でブランド認知を一気に高め、半導体メーカーとして異例の一般認知を獲得した成功事例です。

It's a Sony / ソニー

「It's a Sony」は、製品の品質や信頼性を一言で象徴するブランドコピーです。

CMの最後に流れるサウンドロゴと組み合わせることで、視覚と聴覚の両面から印象づける戦略が採用されました。シンプルながら強い自信を感じさせる表現により、世界中でソニーブランドの価値を確立した代表的な事例です。

VALUE FROM INNOVATION / 富士フイルム

「VALUE FROM INNOVATION」は、革新によって新たな価値を創出する企業姿勢を端的に表現したコピーです。

写真フィルムから医療・化粧品へと事業を拡大してきた背景とも一致しており、企業変革の象徴として機能しています。技術力と挑戦の精神を伝え、企業ブランドの再定義に成功した好例です。

JUST DO IT / NIKE(ナイキ)

「JUST DO IT」は、「ためらわず行動せよ」という強いメッセージを持つコピーで、挑戦するすべての人の背中を押す言葉として世界的に浸透しました。

シンプルかつ力強い表現が共感を呼び、スポーツブランドの枠を超えたライフスタイルの象徴へと成長。ブランド価値を飛躍的に高めた代表的成功事例です。

START YOUR IMPOSSIBLE / トヨタ自動車

「START YOUR IMPOSSIBLE」は、「不可能に挑戦しよう」というメッセージを掲げ、個人の可能性を後押しするブランドコピーです。

モビリティ企業としての進化や多様性への取り組みを象徴し、単なる自動車メーカーの枠を超えた価値を発信しています。社会課題への挑戦姿勢を示す現代的なブランド戦略の成功例です。

Think different / Apple(アップル)

「Think different」は、固定観念にとらわれず新しい価値を創造するというAppleの哲学を象徴するコピーです。

創造性や革新性を強く打ち出し、世界を変える挑戦者を称えるメッセージとして多くの共感を獲得しました。ブランドの価値観を明確に示し、企業イメージの再構築に大きく貢献した成功事例です。

結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです。 / ゼクシィ(リクルート)

このコピーは、多様な価値観が広がる現代において「結婚」という選択の意味を再定義した点が特徴です。

結婚が必須ではない時代だからこそ、あえて選ぶ意志の尊さを描き、共感を呼びました。個人の価値観に寄り添いながらサービスの魅力を伝える、感情訴求型コピーの代表例といえます。

一瞬も一生も美しく / 資生堂

資生堂のこのコピーは、瞬間的な美しさと長期的な美しさの両方を大切にするブランド姿勢を端的に表現しています。

短い言葉ながら時間軸を広げることで、化粧品の価値を「人生」にまで昇華させている点が秀逸です。上質さと普遍性を兼ね備えたブランドメッセージとして高い評価を得ています。

水と生きる / サントリー

「水と生きる」は、サントリーの事業の根幹である水へのこだわりと自然との共生をシンプルに表現したコピーです。

企業活動そのものが自然資源に支えられていることを示し、環境意識の高さも伝えています。短く覚えやすい言葉で企業理念を浸透させた成功例です。

ワクワクで満たされる世界を / ANA(全日本空輸)

ANAのこのコピーは、単なる移動手段ではなく「体験価値」を提供する企業であることを印象づけています。

旅行や空の移動に伴う期待感や高揚感を「ワクワク」という言葉で表現し、利用者の感情に訴求しています。サービス価値を情緒的に伝えることで、ブランドイメージ向上に寄与した好例です。

レッドブル、翼をさずける / Red Bull(レッドブル)

エナジードリンクの「活力が湧く」という機能的価値を、「翼をさずける」という比喩で表現したキャッチコピーです。

単なる飲料ではなく、挑戦や自由、パフォーマンス向上といった感情的価値を訴求しており、ブランドの世界観を強く印象づけることに成功しています。

やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫! / イナバ物置(稲葉製作所)

物置の「頑丈さ」という特徴を、100人が乗るというインパクトある実証で表現したキャッチコピーです。

視覚的な説得力とユーモアを兼ね備え、耐久性という見えにくい価値を一瞬で理解させることに成功し、長年記憶に残るフレーズとなっています。

吸引力の変わらない、ただ一つの掃除機 / ダイソン(Dyson)

従来の掃除機の課題であった「吸引力の低下」に対する不満を解決する性能を、断定的に表現したキャッチコピーです。

機能的な優位性を明確に打ち出し、他製品との差別化を強く印象づけることで、高性能ブランドとしての地位を確立しています。

Leading Innovation / 東芝

「革新をリードする」というシンプルな言葉で、技術力と先進性を象徴したキャッチコピーです。

グローバル市場を意識した英語表現により、企業の先導的な姿勢や社会への貢献意識を端的に伝え、ブランドの信頼性と先進性を同時に印象づけています。

Innovation that excites / 日産自動車

「ワクワクする革新」という意味を持ち、単なる技術開発ではなく、人の感情を動かす価値提供を重視する姿勢を表現しています。

機能だけでなく体験価値を訴求することで、車を通じた感動や期待感を想起させ、ブランドイメージの強化につながっています。

Quality For You / 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)

MUFGの「Quality For You」は、顧客一人ひとりに高品質な金融サービスを提供する姿勢を端的に表現したコピーです。

信頼を基盤とする金融業において、品質の高さと誠実さを強調し、長期的な関係構築を重視する企業理念とも一致しています。顧客本位の姿勢をシンプルに伝えた点が成功の要因といえます。

信頼される安心を、社会へ。 / セコム

セコムのこのコピーは、防犯・安全サービス企業としての本質を端的に示しています。

単なる警備にとどまらず、社会全体に安心を提供する存在であることを明確に打ち出しており、企業の長期ビジョンとも一致しています。社会インフラとしての役割を印象づけ、ブランド信頼を高めた代表的な成功例です。

Be what's next. / マイクロソフト(Microsoft)

「Be what's next.」は、次の時代を創る存在であれというメッセージを込めたコピーです。

テクノロジー企業として革新を牽引する姿勢を表現し、個人や企業に未来志向の行動を促します。抽象度の高い言葉ながら、挑戦と進化を象徴するブランドイメージを確立した点が成功の理由です。

おいしさを笑顔に / キリンホールディングス

キリンのコピーは、商品価値である「おいしさ」と、その先にある「笑顔」という感情価値を結びつけた点が特徴です。

単なる飲料メーカーではなく、人々の生活を豊かにする存在であることを伝えています。日常に寄り添うブランドとしての親しみやすさと信頼感を高めた好例です。

日本を、1枚で。 / Suica(JR東日本)

Suicaのコピーは、1枚のカードで日本中を移動・決済できる利便性を象徴しています。

交通ICとしての機能だけでなく、生活インフラとしての役割を直感的に伝えており、シンプルながら強い印象を残します。サービスの本質を短い言葉で表現した、優れたブランディング事例です。

Think Big, Act Honestly / 三菱商事

グローバルに事業を展開する総合商社として、「大きく考え、誠実に行動する」という理念を端的に示したコピーです。

特にAct Honestlyは企業活動における信頼性を象徴しており、ステークホルダーとの関係構築において重要な価値観を表現しています。シンプルながら企業姿勢を明確に伝える点が評価される成功事例です。

LEAD THE VALUE / 三井住友フィナンシャルグループ

金融グループとして社会や顧客に新たな価値を提供し続ける姿勢を示したコピーです。

「価値を創造し、先導する」というメッセージが込められており、単なる金融サービス提供にとどまらない存在意義を強調しています。抽象度の高い言葉でブランドの方向性を示し、グローバル企業としての信頼感を醸成している点が特徴です。

キミが、感動のタネになる。 / 電通

個人の可能性にフォーカスし、「あなた自身が感動を生み出す存在になれる」というメッセージを訴求したコピーです。

特に採用向けでは、挑戦意欲や創造性を刺激し、主体性を引き出す効果を発揮しました。企業が人材の成長を支える存在であることも示唆しており、共感を生む構造が成功要因といえます。

元気ハツラツ!オロナミンC / オロナミンC(大塚製薬)

短く覚えやすいフレーズで、商品価値である「元気」をダイレクトに伝えた代表的な成功コピーです。

リズム感のある言葉選びにより記憶に残りやすく、長年にわたりブランドイメージを確立しています。機能性を感覚的に伝えることで、幅広い世代に浸透した点が成功のポイントです。

Share happiness! Pocky / ポッキー(江崎グリコ)

「幸せを分かち合う」という体験価値を軸に、ポッキーの特徴であるシェアする楽しさを表現したコピーです。

商品そのものではなく、利用シーンや感情に訴求している点が特徴で、SNS時代とも親和性が高い構造となっています。共感と拡散を生みやすいメッセージ設計が成功要因といえます。

期待を、超える。 / キーエンス

「期待を、超える。」は、顧客の想像を上回る価値提供を掲げるキーエンスの姿勢を端的に表現したキャッチコピーです。

高付加価値な製品と徹底した課題解決型営業を強みとする同社のビジネスモデルと強く結びついており、品質・成果への圧倒的な自信を印象づけることで、ブランド価値の向上に寄与している好例といえます。

世界を変える、変わらぬ信念。 / NTTデータ

このコピーは、最先端のITで社会を変革しながらも、根底にある価値観や使命は揺るがないという企業姿勢を表現しています。

革新性と信頼性という一見相反する要素を両立させる言葉設計が特徴であり、長期的な信頼構築が重要なIT企業において、顧客や社会に安心感と成長性を同時に伝える優れたキャッチコピーです。

やがて、いのちに変わるもの。 / ミツカン

「やがて、いのちに変わるもの。」は、食品が人の命を支える存在であることを詩的に表現したコピーです。

単なる商品説明ではなく、食の本質的価値に踏み込んだ言葉であり、企業の使命感や社会的意義を強く印象づけます。長期的に色あせない普遍性を持ち、ブランドイメージの定着に大きく貢献している点も特徴です。

Be a driver. / マツダ(MAZDA)

「Be a driver.」は、単に車を運転する存在ではなく、人生や未来を主体的に切り拓く“ドライバー”であれというメッセージを込めたコピーです。

走る楽しさや人馬一体の思想を重視するマツダのブランド哲学と一致しており、機能価値ではなく体験価値を訴求することで、感情に響くブランド形成に成功しています。

明日は変えられる。 / アステラス製薬

このコピーは、医薬品を通じて人々の未来や生活をより良くできるという信念を表現しています。

医療という社会的責任の大きい分野において、希望や可能性を端的に示すことで、患者や社会に前向きな印象を与えます。シンプルながらも強いメッセージ性を持ち、企業の存在意義をわかりやすく伝える成功事例といえます。

躍れ。どしゃぶりの機会の中で。FOLLOW YOUR HEART / リクルート

逆境や不確実な状況さえも「機会」と捉え、自分の意思で挑戦することの重要性を力強く表現したコピーです。

リクルートの「個の意思を尊重する文化」を象徴し、求職者や若者の背中を押すメッセージとして共感を生み、行動を促す点で成功しています。

言えないことの方が多いから、人は書くのだと思う。 / PILOT(パイロットコーポレーション)

言葉にできない感情を「書く」という行為で伝える価値を表現したコピーです。

筆記具の機能ではなく、人の感情に寄り添う存在としてブランドを再定義し、共感を喚起。日常の中にある伝えたい想いを想起させることで、深い印象を残しています。

ハローしあわせ。 / ハーゲンダッツ(Häagen-Dazs)

商品そのものではなく「食べた瞬間の幸福感」に焦点を当てたコピーです。

日常の中の小さなご褒美としての価値を端的に表現し、ブランド体験を感情に結びつけています。シンプルながらも記憶に残りやすく、高級感と親しみを両立した好例です。

自然が好きです。 / 伊藤園

企業の姿勢をストレートに伝えることで、商品と環境意識を結びつけたコピーです。

飲料メーカーとしての品質だけでなく、自然との共生という価値観を提示し、企業理念を印象づけています。シンプルな言葉でブランドの信頼感を高めた成功例です。

愛は食卓にある / キユーピー

食卓を単なる食事の場ではなく「愛情が生まれる場所」として再定義したコピーです。

家庭や家族の温かい情景を想起させることで、商品と感情を結びつけています。日常に根ざした共感性の高さが、長く支持される理由となっています。

キャッチコピーの重要性・必要性

キャッチコピーの重要性・必要性

キャッチコピーは、商品やサービスの魅力を短い言葉で的確に伝え、消費者の関心を引きつける重要な情報です。

情報があふれる現代では第一印象が成果を大きく左右するため、その必要性は非常に高いといえます。優れたキャッチコピーはブランドの印象を強く残し、購買意欲の喚起や認知拡大にもつながります。

また、企業の価値観やコンセプトを一言で表現できるため、長期的なブランディングにも貢献します。さらに、他社との差別化やターゲットへの訴求を明確にする役割もあり、マーケティングにおいて欠かせない存在です。

心に残るキャッチコピーを作成する際のポイント

心に残るキャッチコピーを作成する際のポイント

キャッチコピーは、企業の価値や想いを短い言葉で伝える重要な要素であり、その完成度が成果を左右します。ここでは、心に残るキャッチコピーを作成する際の以下のポイントについて解説します。

  • ターゲットと目的を明確にする

  • 「自分事化」させる表現を意識する

  • プロダクトイメージとの一貫性をもたせる

ターゲットと目的を明確にする

心に残るキャッチコピーを作るために、誰に何を伝えるかを明確にすることが欠かせません。方向性を定めるためにも、次の要素を整理しておくことが重要です。

  • ターゲットの年齢・悩み・価値観

  • 伝えたいメッセージや提供価値

  • 認知拡大か購買促進かといった目的

これらを具体化することで言葉の精度が高まり、訴求力のある表現につながります。一方で、ターゲットや目的が曖昧なままではメッセージがぼやけ、十分な成果を得ることは難しくなるため、事前の整理が成果を左右する重要なポイントとなります。

「自分事化」させる表現を意識する

効果的なキャッチコピーでは、読み手が「自分のことだ」と感じられる視点が意識されています。共感を生み行動につなげるために、たとえば次のような要素を自然に取り入れることが重要です。

  • 顧客の悩みや理想に寄り添うこと

  • 未来の変化を具体的にイメージさせること

これらを意識すると、ニーズと提供価値が重なる部分を的確に伝えやすくなり、感情にも働きかけやすくなります。結果として、キャッチコピーの訴求力が高まり、印象にも残りやすくなります。

プロダクトイメージとの一貫性をもたせる

キャッチコピーは、ブランドや商品の印象を左右する重要な情報です。表現に一貫性がないと違和感を与え、信頼性を損なう可能性があります。そのため、言葉を設計する際は、

  • 商品コンセプトに沿っているか

  • ブランドイメージと矛盾していないか

  • 伝えたい価値が一貫しているか

といった視点を持つことが重要です。統一されたメッセージは認知の定着を促し、他社との差別化にもつながる要素となるため、長期的なブランド価値の形成にも貢献します。

企業のキャッチコピーに関するよくある質問

企業のキャッチコピーに関するよくある質問

企業のキャッチコピーを検討する際、「差別化」や「表現の具体性」など多くの疑問が生まれます。ここでは、企業のキャッチコピーに関する以下のよくある質問について解説します。

  • 競合と差別化できる“自社らしさ”はどう抽出する?

  • 抽象的すぎるコピーにならないコツは?

  • コーポレートのブランドコピーと採用コピーは分けるべき?

競合と差別化できる“自社らしさ”はどう抽出する?

競合と差別化できる“自社らしさ”を明確にするためには、自社の強みや価値、選ばれる理由の整理が必要です。そのうえで競合の訴求を分析し、市場の余白を把握しましょう。

単なる表現の違いではなく、自社ならではの事実や文化、提供価値に基づいて言葉に落とし込むことが差別化の本質となります。さらに、社員や顧客の声を取り入れることで、独自性のあるコピーにつながります。

抽象的すぎるコピーにならないコツは?

抽象的なキャッチコピーを避けるため、具体的なベネフィットやシーンを盛り込むことが重要です。説得力を高めるため、表現を具体化することを意識すると伝わりやすくなります。

  • 「年間休日120日」「3ヶ月の研修制度」など、事実や数字を用いる

  • 利用後の変化や体験をイメージできる表現を入れる

このように曖昧な言葉を避けて内容を明確にすると、短いコピーでも理解しやすくなります。情報を削ぎ落としながらも本質を具体化することが、伝わる表現につながります。

コーポレートのブランドコピーと採用コピーは分けるべき?

コーポレートのブランドコピーと採用コピーは分けて設計することが望ましいです。前提として両者の役割は異なり、次のように整理できます。

  • コーポレートのブランドコピー:理念や存在意義を伝え、顧客・社会・投資家など広く訴求する

  • 採用コピー:求職者に向けて働く魅力や求める人物像を具体的に示す

このように役割が異なるため、同一表現で兼用するのではなく、軸となるブランドコンセプトは保ちつつも、ターゲットと目的に応じて表現を最適化することが重要です。結果として、それぞれの相手に伝わるコミュニケーションにつながります。

企業のキャッチコピーまとめ

本記事では、有名企業のキャッチコピー事例をもとに、成果につながる表現の考え方と作り方を整理しました。重要なポイントは以下のとおりです。

  • 短い言葉で価値や想いを伝え、記憶に残すこと

  • ターゲットと目的を明確にし、訴求の軸を定めること

  • 共感を生む「自分事化」の視点を取り入れること

  • ブランドやプロダクトと一貫した表現にすること

キャッチコピーは単なる言葉ではなく、ブランドの印象を左右する重要な情報です。事例の共通点を参考にしながら、自社ならではの価値を言語化し、伝わる表現を磨いていきましょう。

この記事の監修者

株式会社アズライト 佐川稔

株式会社アズライト代表取締役。採用がうまくいかない優良企業を採用できる企業へ改革するために、戦略・運用に特化した採用コンサルティングファーム「株式会社アズライト」を創業。キャリアに悩む方々のために就活・転職相談BAR「とこなつ家」を池袋にて共同経営中。