採用代行
SNS採用
2026.2.9
この記事の監修者:
株式会社アズライト 佐川稔

「若手人材へ効果的にアプローチできない」「求人広告を出しても応募が集まらない」このような課題を抱える企業は少なくありません。
Z世代は企業理解をするうえで、SNSを活用して情報収集を行います。その中でもInstagram (インスタグラム)は若年層の利用率が高く、多くの企業で注目しているツールの1つです。
Instagramを活用することで企業の雰囲気や社員の人柄を直感的に伝えられるため、質の高い母集団形成に役立ちます。
本記事ではInstagram(インスタ)採用のメリットやデメリット、成功事例、運用のコツを解説します。

Instagram(インスタ)採用とは企業が広報の一環として、求職者に自社の魅力をアピールする手法です。SNSの利用時間が多いZ世代は、就職活動の情報収集源として企業を検索し、理解を深めています。
Instagramを採用活動に活かしている企業は、以下のような発信をしています。
内定者や新入社員紹介
オフィス風景
職種の紹介
社会経験が少ないZ世代にとって、文字だけの求人票では働くイメージができないことも少なくありません。写真や動画を活用することで、求職者は生き生き働く姿に憧れを抱きやすくなり、応募意欲の向上につながります。
Instagramは企業のリアルな雰囲気を伝え、質の高い母集団形成を助けるツールとして注目を集めています。

従来の求人媒体を利用した採用活動において、母集団形成に悩む企業はめずらしくありません。Instagramを活用することで、効果的な採用活動が可能です。
ここでは、Instagram(インスタ)採用のメリットを3つ紹介します。
Instagram(インスタ)採用は求職者に対して、自社ならではの魅力を直感的に伝えられます。求人票は仕事内容や条件面が中心の情報となり、実際の職場の雰囲気を十分に発信できません。
特に法人営業職やシステムエンジニアのように、文字だけでは働く姿をイメージしにくい業種があります。社会経験が少ない就活生を対象とする新卒採用では、仕事内容を視覚的に伝えられるInstagram(インスタ)採用が効果的です。
求職者が企業に対するイメージを明確にすることで、入社後のミスマッチを防ぎます。
Instagramはスマホで撮影や編集し、手軽に投稿できるため継続しやすいメリットがあります。求人媒体の更新や採用ページの制作は文章やデザイン調整の工数が多く、人事担当者の負担になりかねません。
Instagramの編集画面は初心者でも分かりやすく、簡単に文字や音楽の挿入ができます。イベント準備や開催した様子をリアルタイムで発信し、参加者の共感を得られます。
日々の採用業務に追われている人事担当者にとって、投稿ハードルが低いInstagramは日常業務に取り入れやすい採用ツールです。
Instagramの運用は採用だけでなく、企業のブランド力向上につながります。活動をオープンに発信することで自社の透明性を高め、顧客や取引先から信頼の獲得が期待できます。
ブランディングの効果を得られる発信は、次のとおりです。
企業理念やビジョンを体現するプロジェクト紹介
社風が伝わる社内イベントの様子
Instagramで自社ならではの強みを写真や動画でアピールすることは、他社と差別化を図れます。ブランディングの効果を得るために、自社の理念や文化の継続的な発信が不可欠です。

Instagram(インスタ)採用は手軽で効果的な手法ですが、人事担当者は負担になる場合があります。デメリットを押さえたうえで、Instagramを運用することがポイントです。
ここからは、Instagram(インスタ)採用のデメリットを3つ紹介します。
Instagramは、採用アカウントを作成して完了ではありません。運用担当者による継続した更新や運用が必要です。
Instagramを継続して運用するための業務は次のとおりです。
投稿内容の検討
投稿スケジュールの決定
撮影・編集・投稿
求職者からのコメント・DM対応
コンバージョンの効果測定
人事部門のリソースが不足している企業にとっては、運用が手間に感じる場合が少なくありません。Instagramを採用へつなげるために、社内の運用体制を整えることが重要です。
Instagramに投稿するためのコンテンツ制作では、一定のスキルがないと自社の魅力が伝わりきらない可能性があります。視聴者の目を引くコンテンツは、ビジュアルやテキスト内容、ストーリー性と多岐にわたります。
以下は、Instagramに投稿する人材が身に付けておくと良いスキルです。
伝えたいメッセージを整理する編集力
見やすく仕上げるデザイン力
トレンドを取り入れる発想力
担当者がスキルを習得するために、運用に成功している採用アカウントの発信内容やデザインを参考にするのがおすすめです。
Instagramは採用広報に有効な手段の一つですが、他のSNSに比べて拡散力が弱い点がデメリットです。Xはリポストがありますが、Instagramは多くのユーザーに拡散する機能が限られています。
Instagram(インスタ)採用において、ハッシュタグ(#)の活用が欠かせません。ハッシュタグは会社名や卒業年度といった、求職者が検索するキーワードを想定することが大切です。
ハッシュタグを活用することで検索から来たユーザーにも投稿を見てもらいやすくなり、効率の良い母集団形成につながります。

Instagramを実際にどう運用していいか分からない人事担当者も多いでしょう。成功事例を見ることで、ノウハウが少ない中小企業でも十分運用できます。
ここからは、Instagram(インスタ)採用の成功事例を5社紹介します。

引用:https://www.instagram.com/jalgroup_saiyo/
企業名 | 日本航空株式会社 |
|---|---|
フォロワー数 | 1.9万人 |
投稿頻度 | 月7本 |
主な内容 | 質問回答、クイズ |
動画・写真比 | 写真メイン |
投稿の特徴 | 現場社員が出演 |
JAL(日本航空株式会社)は、航空業界ならではのブランドイメージを活かした採用情報を発信しています。実際に働く社員への質問や、クイズを通して企業理解を深められる内容が求職者に人気です。
職種ごとの制服着用シーンが働く姿を観られるため、求職者はリアルに働く自分がイメージできます。

引用:https://www.instagram.com/ca_recruit_info/
企業名 | 株式会社サイバーエージェント |
|---|---|
フォロワー数 | 1万人 |
投稿頻度 | 月1〜5本 |
主な内容 | 社員・内定者紹介、FAQ |
動画・写真比 | 写真:動画=5:5 |
投稿の特徴 | 若手社員が多く出演 |
サイバーエージェントの採用アカウントは若手社員や内容者を中心とした発信が多く、就活生が自分事と捉えやすい点が特徴です。
写真だけなくリールやストーリーズを活用し、積極的に発信しています。プロフィールにYouTubeの採用チャンネルのリンクを貼り、Instagramだけでは伝えきれない情報をまとめています。

https://www.instagram.com/itochu_recruit/
企業名 | 伊藤忠商事 |
|---|---|
フォロワー数 | 1.5万人 |
投稿頻度 | 不定期 |
主な内容 | 内定者インタビュー、社員の日常 |
動画・写真比 | 写真:動画=8:2 |
投稿の特徴 | 投稿をシリーズ化、ストーリー性 |
伊藤忠商事の採用アカウントは投稿内容ごとに統一したデザインを使用し、一貫した発信を行っています。内定者紹介から入社4年目以降の海外で活躍する社員を紹介し、入社後のキャリアをイメージできる内容です。
プロフィールに採用サイトのリンクを貼り、応募意欲を高める動線を作っています。

引用:https://www.instagram.com/mitsuisumitomo.ins_recruit/
企業名 | 三井住友海上火災保険株式会社 |
|---|---|
フォロワー数 | 約6,300人 |
投稿頻度 | 不定期 |
主な内容 | 社員紹介 |
動画・写真比 | 写真がメイン |
投稿の特徴 | 就活生が身近に感じられる内容 |
三井住友海上火災保険株式会社の採用アカウントは、会社のイメージカラーである緑を使った統一感のあるデザインが特徴です。全国各地のさまざまな職種の新入社員に密着し、就活生にとって親近感が湧く内容です。
投稿の最後のページは採用サイトやエントリーへつながる画像を添付し、スムーズな動線を整えています。

引用:https://www.instagram.com/spacemarketjp/
企業名 | 株式会社スペースマーケット |
|---|---|
フォロワー数 | 約9,500人 |
投稿頻度 | 月1〜10本 |
主な内容 | サービス紹介 |
動画・写真比 | 写真がメイン |
投稿の特徴 | ブランドイメージの形成 |
株式会社スペースマーケットのInstagramアカウントは、サービス紹介から企業理解を深められます。投稿はフォントやレイアウトを統一し、ブランドイメージを確立している点が特徴です。
洗練されたデザインは情報発信の丁寧さを感じ、求職者にポジティブな印象を与えます。採用情報を発信していなくても企業の価値観が伝わり、求職者は応募意欲が向上します。

Instagram(インスタ)採用は、ブランディングを重視する企業に最適です。フィード投稿やリール動画に興味を持った求職者はプロフィールページに進み、投稿内容から世界観を確認します。自社ならではの社風や人柄を求職者に伝えられる機会が作れます。
特にInstagram(インスタ)採用に適した企業は、以下のとおりです。
商品が視覚的に分かりやすい飲食・アパレル・不動産業界
体験を写真や動画で見せられる旅行業界
職場の雰囲気や社員のストーリーで差別化できる企業
他社との差別化を図ることで、応募段階から自社に適した人材を集められます。選考途中での辞退や入社後のミスマッチを防止し、歩留まり悪化を課題にする企業におすすめです。

Instagram(インスタ)採用を始めても、運用方法に課題を抱える人事担当者は少なくありません。成果を出すうえで、ポイントを押さえた運用が大切です。
ここでは、Instagram(インスタ)採用を成功させる4つのポイントを解説します。
Instagram(採用)で求人情報を効果的に届けるうえで、ストーリーズとリールの特性を活かした出し方が重要です。
ストーリーズは24時間で消えるため、募集開始や締切を告知するタイムリーな発信が適しています。リンクスタンプを活用し、応募動線を作りましょう。一方、リールはInstagramの中でも拡散性があり、動画の最後にエントリーへの案内を入れると効果があります。
ストーリーズでは即効性、リールで長期的な認知を狙うことで、応募意欲を高めながら継続して母集団形成が可能です。
Instagram(インスタ)採用では投稿デザインや内容に一貫性を持たせることが、ブランド力の強化につながります。統一感がない投稿は採用広報としての効果が弱まり、働きたい会社として認識されにくくなります。
一貫性をもたせるための工夫は以下のとおりです。
色味やフォントを統一する
ロゴや会社のイメージカラーを使用する
定期的な更新がしやすい定番企画を作る
投稿に一貫性を持たせることは、長期的な視点で採用ブランディングをするための基本施策です。人事担当者は、自社の見せたいイメージに沿った発信を心がけましょう。
Instagram(インスタ)採用においては、フォロワー数の多さよりも目的のターゲット層に届いているかが重要です。フォロワー数を集めることに専念してしまうと、肝心な応募につながる質の高い求職者を逃してしまいます。
例えば、数万人のフォロワーがいる場合でも、求職者にリーチできていなければ採用活動の成果は得られません。一方で、フォロワー数が数千人の場合でも、自社の魅力を理解して応募する求職者が増えることで、採用の精度を高められます。
Instagramはフォロワー数が気になってしまいますが、応募数や内定辞退率を指標にして運用しましょう。
InstagramのDMは、求職者と直接つながる効果的なコミュニケーション手段です。求職者の応募前の不安や疑問に個別対応でき、行動を後押しできます。
以下のように、人事担当者はDMを活用しましょう。
説明会やイベントへの参加者にフォローアップ
ストーリーズへの反応に対する返信
求職者の問い合わせに返信
DMは人事担当者の人柄や企業の対応スピードを伝える場になり、信頼感を構築する機会が作れます。人事担当者は、返信テンプレートの準備や対応ルールを決めておくことが効率良く運用するポイントです。
Instagram(インスタ)採用は従来の求人媒体では伝えきれない企業の魅力を発信し、Z世代を中心とした若年層にアプローチできる手法です。ストーリーズやリールを活用し、社員紹介やオフィス風景の投稿は求職者にとって働くイメージを強め、応募意欲を高めます。
Instagramはハッシュタグや他チャネルとの併用といったポイントを押さえた運用が欠かせません。成功事例を参考に自社の強みを活かした一貫性のある発信を続けることで、他社との差別化が可能です。
母集団形成や歩留まり悪化の課題を抱える企業は、Instagram(インスタ)採用を活用しましょう。ノウハウがない場合は、SNS採用代行に依頼するのがベストです。
アズライトはSNS採用を得意とする採用代行会社です。一度、相談してみると解決のヒントになるでしょう。

この記事の監修者
株式会社アズライト 佐川稔
株式会社アズライト代表取締役。採用がうまくいかない優良企業を採用できる企業へ改革するために、戦略・運用に特化した採用コンサルティングファーム「株式会社アズライト」を創業。キャリアに悩む方々のために就活・転職相談BAR「とこなつ家」を池袋にて共同経営中。
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